ディスプレイ広告を使って「そのうち客」を集める秘訣

著:落合 孝文
公開日:2019年2月17日
更新日:2022年11月27日
そのうち客を強烈に惹きつける2つの要素

本記事では、ディスプレイ広告を使って「そのうち客」を集める可能性について解説します。
なお、Googleディスプレイ、Yahoo!ディスプレイをはじめ、Meta広告、YouTube広告、Twitter広告、LINE広告、Pinterest広告など、検索結果に表示されるキーワード広告以外の広告を総称して、「ディスプレイ広告」と定義します。

ディスプレイ広告を使って集まる見込み客の特徴

ディスプレイ広告を使うと「そのうち客」を集めることができます。
逆にGoogle広告やYahoo!の検索結果に表示されるキーワード広告を使うと、商品・サービスを探している「今すぐ客」を集めることができます。 どちらも長所があり短所がありますが、今日はディスプレイ広告の優れた点と可能性についてお伝えします。

ディスプレイ広告でアプローチできるのは、「そのうち客」

顧客の問題意識は4つの段階があると言われています。「無知」「無関心」「情報収集」「検討・購入」の4段階です。




そして、無知、無関、情報収集にあたるのが、「そのうち客」で、圧倒的に多いのが特徴です。検討・購入の「今すぐ客」は、全体の中では規模が小さく、その小さい規模の層を競合他社も狙ってくるので、競争が激しくコストも高くなりやすい傾向にあります。

「そのうち客」の特徴
「そのうち客」は、購入検討に至る前の段階ですが、ニーズがないわけでありません。
適切なアプローチをすれば、お客さんになってくれる可能性があります。

この「そのうち客」にリーチしやすいのがディスプレイ広告です。

「そのうち客」にフォーカスするメリットは3つあります。
・たくさんの見込み客を集めることができる
・ライバルが少ないので広告費(クリック単価)が安い
・競合と比較されず価格競争に

そもそも、「そのうち客」の規模を大きいので、たくさんの見込み客にリーチができます。

無知や無関心といったまだ情報収集や購入検討の前の段階の見込み客にアプローチがしやすく、「競合と比較されたり、価格競争に巻き込まれたりしにくい」というのも、「そのうち客」を集めるメリットです。

なぜ、「そのうち客」を集めるのにディスプレイ広告が優れているのか?
・検索回数に影響されない
・多くの人が使う「有名なメディア」に広告を出すことができる
・他社と比較されにくい

検索回数に影響されないというのは、ディスプレイ広告の大きな特長の一つです。
もしあなたが扱う商品・サービス(またそのジャンル)が、まだ認知されていないとなると、お客さんも検索しないので、検索広告だけではほとんど集客ができません。そういった商品であっても、ディスプレイ広告を使うと、見込み客にリーチができます。

また、Yahoo!のトップページやYoutube、Instagram、LINEなど多くの人が普段利用する有名なメディアに広告を出すことができるので、知られていない商品・サービスを知ってもらうきっかけを作ることもできます。

また検索結果に出す広告ではないので、競合他社と比べられることがなく、価格競争に巻き込まれることも少ない広告です。

ディスプレイ広告は難しい

ニーズが顕在化していない「そのうち客」を集めるのにコツがいります。
ディスプレイ広告に適したやり方をしないと、サイトに来てもらっても売上につながらないことも多いです。

今後の記事で、ディスプレイ広告のコツについても解説をしますが、今日はディスプレイ広告に向く商材、向かない商材について解説をします。

ディスプレイ広告に向かない商材

ディスプレイ広告が向かない商品は、「そのうち客」がいない商品です。

たとえば、水漏れ工事、データ復旧、車のレッカーなど、突発的で緊急性が高い商品は、ディスプレイ広告に向きません。

「そのうち・・・」なんて言っていられないからです。

こういう特徴の商品はディスプレイ広告には不向きですが、それ以外の商品であれば、効果的に使うことは可能です

商品を知るきっかけを作ったり、関心を深めたり、検討から購入へつなげたりなど、無知、無関心、情報収集のどの段階の見込み客にもアプローチができます。

今まで無関心だった人が、あなたの商品に興味を持ち、「今まで知らなかったけど、こんな商品に出会えて良かった」と喜んでもらえるようなアプローチができるようになります。

弊社でも様々なジャンルでも結果が出ています。また今後の記事ではさらに詳しく解説をします。